霊性を高めて身体から人生を拓く

身体の声を聴く

私が初めて身体の声を聴いたのは２０１２年３月頃。

２月にガン宣告を受けた父の身体との対話でした。

健康意識の高かった父のガンはまさかのことでしたが、

なぜか、それを知っても動揺しなかった私は冷静でいて

ただその事実を受け止めていました。

父の身体とは一瞬のやりとりだったので、

自覚もなく、ただ「そうなんだ」というだけの体験が

後から振り返ってみると

私が今説くスピリチュアルヘルスの概念の起点になっています。

身体から伝わってきたのは”我慢”で

「お疲れさま」と心の内で返しただけでしたが、

実際にはガンの進行が早かった父との会話はほとんどなく

それでもお互い通じ合っていた感覚がありました。

身体の声を聴くようになったのはここからです。

魂の視点で健康をとらえる

目に見えない世界、魂、スピリチュアル、

目に見えるものだけを信じていた私にとって

そういう類のものはそれまで一切触れたことがなく

言葉すら知らなかったのです。

ただ、健康の定義に”霊的健康”という考えがあることを

後に思い出すまで忘れていたぐらい関係ないと思っていた世界。

自然な流れで身体に対する学びが

心理的や精神的なもの、自然治癒、など

エクササイズやトレーニングなどの外側から影響を与えるものよりも

内側から起こる症状や状態の影響を追究することに没頭しました。

実際、関わってきたクライアントにも

ありきたりな健康の考え方や美容方法よりも

その人自身の内側を整えることや

概念そのものを変えていくことの方が

自然と欲しい成果を手にされていったのです。

それは数字では測れない成果であり、

でも確実にその人自身の人生に変化が起こる。

目に見えるものよりも

目に見えないものの方が与える影響は大きい。

どれだけ外見的に磨いても

精神状態を抑圧していれば変化は僅かしかなく、

真に満たされない。

どれだけ世間一般的な幸せを実現していても

自分の本音に蓋をして我慢し続けると

身体は終わりを告げてきます。

身体は自分自身や人生全てをあらわしています。

人生全体から身体と向き合ってみると霊性が高まり

身体の声に耳を傾けると人生は拓いていきます。