休むことができない人がまず意識すべきこと
スケジュール帳がびっしり埋まっていることに安心感があり、
空白があると不安になったりソワソワしたりして、
何か予定を入れたくなる衝動に駆られてみるも、
その予定を終えるとぐったりして
何もやる気がなくなってしまう・・・。
そんな繰り返しをしていくうちに
ついに精神崩壊を迎えるという
過去の私の経験から、
「休むことができない」心理構造は
自分の居場所をどこに置いているかで決まってきます。
過去の休むことができなかった私は
”仕事をしている自分”に存在価値を置いていたので
それ以外の自分には価値を見出せなくなり
自分自身に(内面)アンバランスを生み出していきました。
意識は外側に向いているために
自分の状態を省みることもせずに
ただひたすら本来いるべき場所から外れて
あるはずのない場所に価値を見出そうとしていたのです。
休むことができないという
何かに追い立てられる衝動は多くの人がもっている
受け継がれている根深い負のループです。
これを断ち切るには
”止まる”、”やめる”、をまずしなければいけない。
これをすることに抵抗する人は少なくないと思います。
自分の中に空白をつくることを許容できないマインドに
完全に支配されているのですが、
それを壊すことができるのは自分だけ。
だから現実的な困難や辛い状況が底をつく前に
決める必要があります。
決めるとき、とてつもないエネルギーを要します。
ただ決めるだけなのに
自分の内側で相当な葛藤が起こるため
多くの人は先延ばしにする傾向があります。
なんとなく時間を過ごしたり、
困難の中にい続けることで紛らわすことは可能です。
けれどそれはまだ余裕があるからできることです。
本当に”無理”な状況を迎えたら
否応なしに受け入れるしかありません。
抵抗や葛藤を超えて降参する選択しかない。
体を壊したり、何か大きなダメージを受けたとき、
そこまでにならないと出来ないこの選択が
自分にとって大切なことを教えてくれます。
それは、自分への感謝です。
誰かや何かに感謝する前に
自分へ感謝の気持ちを向けている人は少ないと思います。
仕事でもプライベートでも
休むことができずに外側に自分の価値を置いている人は
そんな自分にすら感謝の気持ちを向けることで
本来いるべき場所に立ち返ることができます。
あらゆる方法論を超えて
自分が存在する世界が変わり始めます。
時間が何かで埋まっていてもいなくても
目の前にあらわれる現実には
ただただ感謝と喜びで受け入れることができる。
少しずつ自分自身のエネルギーポテンシャルが高まるので
存在感が際立ってきます。
必死にアピールしなくても、
ただ存在しているだけで影響を与えてしまう。
感謝のエネルギーは
まずは自分へ向けてあげてください。
0コメント