重苦しい感情から解放する呼吸法
深刻になり重し苦しい感情を抱くとき
身体エネルギーが下がっているので
思考も行動も正しい判断ができないものです。
悔しさを紛らわしたくて発散した行動のあとの後悔、
おさまらない怒りを衝動的にぶつけたあとの罪悪感、
自信のなさから言いたいことを我慢して湧いてくる不満、
ネガティブな感情に支配されてとる行動は
その連続を繰り返すことになるので、
なんとかしよう!とするよりも
エネルギーをニュートラル(自然)な状態に戻して上げることが最優先です。
感情はポジティブなものもネガティブなものも
身体に記憶されていきます。
ネガティブな感情がダメなわけではなく、
そこからスムーズに転換する術を知っておくと
波が穏やかになり
判断ミスに後悔したり迷いの時間に苦しむ必要はなくなります。
身体エネルギーをニュートラルにする
簡単で効果的なアプローチはシンプルに呼吸です。
呼吸だけで身体のいろんな状態を整えることが可能です。
緊張しているときに深呼吸をするのと同じように
日常から実践できますが、
呼吸にはパターンが多数あります。
基本のスタイル
●鼻から吸って口から吐く
●吸うよりも吐く時間を長く
*最初は呼吸が浅いため短い呼吸になりますが大丈夫です
*続けることで違和感を感じたタイミングが感度が戻ってきた証拠
違和感を感じれることが状態を整える最初の一歩。
身体と心が一致していく過程です。
基本のスタイルに加えて3つのパターンをお伝えします。
1.胸に手を当てながら
他人の目を気にしているとき、
言いたいことを言えずに我慢しているとき、
自分の本音と向き合いたいとき、
抑圧の感情で重苦しくなっているときは
基本のスタイルに+胸に手を当てて呼吸します。
胸元を感じながら呼吸すると感情が浄化されていきます。
2.肋骨に手を当てながら
イライラしているとき、
なんとなく調子が悪いとき、
睡眠の質が低下していると感じるとき、
モヤモヤとした心配や不安の感情で
落ち込んでいる時は
肋骨に手を当てて呼吸してください。
肋骨が動くのを感じられるとベスト。
自律神経が整います。
3.肚に手を当てながら
やる気が起きないとき、
体そのものが重苦しいとき、
喪失感や無気力な状態のときは
肚(丹田)に手を当てて呼吸します。
肚にエネルギーを手の温かさから補うようにして
力をためていくイメージで。
活力を取り戻します。
即効性を求めると余計な力みが入って
呼吸そのものが不自然になるので、
リラックスしてぼーっとしながら
気持ちよくなる感覚で試してみてください。
呼吸しているうちに眠ってしまうぐらい脱力できると
重苦しさから解放されてフラットな視点を持てます。
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